5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

カプール板のレスをコピペして鬱になるスレ Part27

630 :コピペ男1/8:04/03/13 15:14
長文逝きます
-----------------
257 名前: 名無しさんの初恋 投稿日: 02/01/27 01:32 ID:0GCvaoXc

高校二年生のとき。
その子とは当然、同じ高校にいたはずなんだけど、
なぜか会ったことはなかった。
同じ部活の友達(♀)と廊下であって、ごく普通に挨拶をした。
ふと、その友達の後ろで小さく手を振っている女の子がいるのに気づいた。

それから、その子に会うのがとても楽しみになった。
クラスはもちろん、部活も授業も(科目によってはとってる人だけ、何クラスか集まってやることもあった)
一緒になったことはなかったし、当時はその友達を頼ることもできないくらいシャイだったので
廊下で偶然会うのを期待するほかなかった。
その子と会えればその日は一日中幸せだった。

おれの態度があまりに不自然だったらしく、しばらくして友達にはばれた。
そして言われた。
「あの子、彼氏いるよ」


631 :コピペ男2/8:04/03/13 15:15
259 名前: 257 投稿日: 02/01/27 02:00 ID:0GCvaoXc

でもなぜか彼女自身には分かっていなかったようだ。

丁度体育祭のシーズンだった。
進学校にもかかわらず3年生も命かけちゃうようなタイヘンな行事で、
縦割りの巨大なチーム対抗形式だった。
チームの役員になるような人は、一、二年生から結構尊敬された。
で、彼女の彼氏というのは他ならぬおれのいたチームのトップの人だった。
「この人だったらしょうがないな」
と思えるような人だったので、すっぱり諦めることにした。

ところが体育祭当日。
準備のため徹夜だったおれに彼女は話しかけてきてくれた。
夜の作業はどうだったとか、今日はがんばろうねーとか、なんでもないことだ。
しばらくして彼女がパンを買ってきた。徹夜のおれを気遣って。
それで、諦められなくなってしまった。

632 :コピペ男3/8:04/03/13 15:16
261 名前: 257 投稿日: 02/01/27 02:21 ID:0GCvaoXc

つづき。

そのうち「彼氏」は卒業し、某有名大学へ。
でも付き合いは続いていているらしかった。でもそんなことはどうでもよかった。
それから一年くらいはそんな感じで、なんとか彼女と仲良くなろうとがんばった。
今思えば本当にこいつ頑張ってるわぁー、てくらい。
彼女に会えるのがうれしくて、学校に逝ってるようなものだった。
会えないとへこんだ。マジでへこんだ。
相変わらず不自然な躁鬱が続いたので、おれが彼女を好きだということは
親しい友達なら誰でも知ってるくらいになってしまっていた。
なぜか彼女は気づいていないみたいだったけど。

おれも三年生になり、体育祭のシーズンが来た。
なぜか役員格になってしまい、受験生でありながら勉強以外で多忙な日々が続いた。
友人の話によると、それなりに下級生の注目にはなっていたらしい。

そんなある日、彼女が相談をしたいと言ってきた。
おお、ここまできたかぁ〜と、ちょっと感動した。

続く。

633 :コピペ男4/8:04/03/13 15:17
264 名前: 257 投稿日: 02/01/27 02:47 ID:0GCvaoXc

相談というのは「彼氏」のことだった。
おれも「彼氏」のことをある程度尊敬していたクチなので、
不満なんてあるのが不思議な気がしたけど、チャンスか?と不謹慎にもちょっとうれしかった。

体育祭の期間中、おれと彼女はお互いにいい相談相手として過ごした。と彼女は思っていただろう。
相変わらずクラスは違ったけど、おれも役員の仕事のことで悩んだり疲れたりしていたので
彼女と話す口実ができ、幸せこの上なかった。
おれは、「相談相手」を演じ続けた。

話を聞いていくうちに、
「彼氏」は(詳しくは書けないけど)相当のサイコさんであるということが分かってきた。
彼女は世間知らずで、それももしかしたら普通なのかもしれないから…
我慢しなきゃいけないのかなぁ?と思っていたらしい。
おれもやや尊敬していた「彼氏」がそんな人だったと分かってちょっとショックだった。

彼女を好きだという感情を抜きにしても、別れさせてあげなきゃ、と思った。

つづく。


634 :コピペ男5/8:04/03/13 15:18
266 名前: 257 投稿日: 02/01/27 03:07 ID:0GCvaoXc

でも別れさせて告白するのか?
付き合いたいから別れさせたみたいに思われるのはいやだったから、
とにかく気持ちを殺して、時間をかけて分からせてあげようと思った。
「相談相手」に徹した。

体育祭当日、役員としてのおれの仕事は完結した。
真っ先に彼女へ報告に行った。
彼女ともかなりの信頼関係を築いていたのでそれも不自然ではなく、
彼女はおれの手を握り締めて喜んでくれた。

初めて、手をつないだ。

体育祭が終わり、その片づけをする次の日。台風が近づいていて、風が強かった。
おおかた終わったころ、彼女が話しかけてきた。

つづく。


635 :コピペ男6/8:04/03/13 15:18
268 名前: 257 投稿日: 02/01/27 03:34 ID:0GCvaoXc

別れた方がいいのかもしれないと、彼女が言った。
おれは複雑だった。
別れなさい、と言えばいいのだろうか。それでどうする?
告白するのか?そんな、いかにもじゃないか。

おれは、君がしたいようにすればいいよ、としか言えなかった。
別れるにしても別れないにしても、君が決めたことだったらおれは応援する。

彼女の中では、別れたい気持ちのほうが大きいだろう事はわかっていた。
でもおれがその背中を押すことは卑怯に思えてできなかった。

結局彼女は自分で、別れることに決めた。
でもなんて言っていいか分からないの、と彼女は言った。
「彼氏」は自分が彼女を苦しめているなんて思ってもみないことだろう。
はっきりした理由もなしに別れてくれるとは思えなかったようだ。
サイコな人だし。

それじゃ、とおれが口をひらいた。
おれと付き合おう。ちゃんと好きな男がいれば、別れるしかないだろう?

変則的だったが、精一杯だった。これで分かってくれるだろうか…?

636 :コピペ男7/8:04/03/13 15:19
273 名前: 257 投稿日: 02/01/27 03:57 ID:0GCvaoXc


彼女ははじめキョトンとしていたが、だんだん意味が飲み込めてきたらしく
頬が赤らんできた。
しかし笑ってはいなかった。

一日考えさせて、と彼女は言った。
この展開は断られるのか…勝算があると思っていたわけではないけど、
やっぱりショックだ…

そう、それじゃ明日ね、いい返事待ってると言って
颯爽とその場を後にしたつもりだったけど、
恥ずかしさと動揺で挙動不審になっていたのは間違いない。
友達はおれを見るなりついに逝ったか〜と近寄ってきた。

そして次の日。
台風が本格的にやってきて、休校。
淡い期待を抱いたまま、眠れぬ夜を過ごしたことは言うまでもない。

台風一過。
昼休み、(一番初めに出てきた)友達に呼び出された。
当然待っていたのは彼女で、おれはもう息ができないくらい緊張していた。

つづく。


637 :コピペ男8/8:04/03/13 15:19
275 名前: 257 投稿日: 02/01/27 04:15 ID:0GCvaoXc

これから受験も本格的に始まるじゃない?と彼女が言った。
たしかに。忙しくて恋愛どころじゃない、というわけか。

それにあたし、みんなと違うじゃない、と彼女。
そうなのね、彼女は芸術系だから一般受験じゃありません。
そりゃ忙しいよねぇ。付き合ってる暇ないよねぇ。

でもね、それが両立できてこそだと思うの。

この辺から何を考えていたのかよく覚えていない。
彼女の言葉は鮮明に覚えているのだが。

こちらこそ、お願いします。

……
その後、体育祭が祟ったのかおれは浪人し、彼女は大学生となり、
遠距離恋愛。
翌年、おれも大学生となり、彼女の傍へ。
派手な喧嘩も何度かしたけど、付き合い始めて4年が経過しました。

彼女にこの話をすると、
「人間てパン1ッコでこんなに幸せになれるのね」
などと言ってくれます。

おわり。


303 KB
★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.02 2018/11/22 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)